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【旭化成】据置:AA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0561

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http://www.jcr.co.jp

16- D- 0561

201 6 年 9 月 3 0 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

旭化成株式会社

(証券コード:3407)

【据置】

長期発行体格付 AA

格付の見通し 安定的

債券格付 AA

発行登録債予備格付 AA ■ 格付事由

(1) 総合化学大手。マテリアル(繊維、ケミカル、エレクトロニクス)、住宅(住宅、建材)、ヘルスケア(医 薬・医療、クリティカルケア)といった幅広い領域で事業を展開しており、各事業で競争優位性の高い製 品を抱える。近年、国内石油化学事業は生産体制の最適化を図る一方、成長分野では大型 M&A や有力製 品の能力増強などを通じ、事業基盤の強化を進めた。新中期経営計画(17/ 3 期∼19/ 3 期)では、各領域 内外の連携や融合を通じ、事業ポートフォリオの一層の高付加価値化を図る方針となっている。

(2) マテリアルは需給バランスや原料価格変動などの影響を受けやすいが、ケミカルの構造改革が一巡し、収 益の安定性が向上した。また、多様な社会ニーズへの対応が全社の収益基盤強化に結び付いている。財務 状況にも問題なく、当面も強固な事業基盤を維持出来ると考えられる。以上を踏まえ、格付を据え置き、 見通しを安定的とした。なお、15 年 10 月に表面化した杭工事問題については住宅の受注面で悪影響が生 じているが、現状、信用力への影響は限定的と J C R では判断している。ただ、問題収束までには当面、 時間を要すると考えられることから、引き続き、その進展を見守っていく。

(3) 業 績 推 移 は 良 好 で 、 16/ 3 期 ま で 3 期 連 続 で 営 業 最 高 益 を 更 新 し た 。 17/ 3 期 ( 会 社 計 画 ) は 営 業 利 益 1, 450億円(前期比 12%減)と、4期ぶりに減益の見通し。円高影響のほか、薬価改定やのれん償却費増 加などがマイナス要因となる見込み。ただ、償却前営業利益は近年の水準である 2, 000億円台半ばを維持 できると考えられる。ライフベスト(着用型自動除細動器)や低燃費タイヤ向けの合成ゴムなど、成長戦 略による収益寄与は着実に高まってきている。住宅は中長期的な市場拡大が見込みにくく、医薬も事業環 境が厳しくなってきているが、収益源の分散効果などを背景に当面、全社収益は堅調に推移しよう。 (4) 円高進行や金利低下の影響などで 16/ 3 期末自己資本は目減りしたが、15/ 3 期末に続き 1 兆円台の水準が

維持されており、財務耐久力は高い。16/ 3 期末自己資本比率は 47. 1%、同 DE R は 0. 43 倍。前中計(12/ 3 期∼16/ 3 期)では総額 1 兆円の投資が実施され、2 件の大型 M&Aが行われた。ただ、これら投資を実施 する中でも財務状況は適切にコントロールされている。新中計でも積極的な投資が行われる計画だが、キ ャッシュフロー創出力が向上してきており、財務の安定性が損なわれる懸念は小さい。

(担当)涛岡 由典・藤田 剛志 ■ 格付対象

発行体:旭化成株式会社 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 8 回無担保社債(社債間限定同順

位特約付)

200 億円 2009 年 12 月 11 日 2019 年 12 月 11 日 1. 455% AA

第 9 回無担保社債(社債間限定同順

位特約付)

(2)

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http://www.jcr.co.jp

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

発行登録債 1, 000 億円 2016 年 5 月 24 日から 2 年間 AA

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 9 月 28 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:涛岡 由典

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「化学」(2012 年 3 月 26 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 旭化成株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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